確か10月あたりに番組終了が発表されました。
それからカウントダウン。
遂に終わってしまった。
考えてみたらなんだかんだでここまで毎週楽しみに聴き続けたラジオ番組は初めてかも。
書きたい事は山の様に有るので、ここでは夜電波の特徴的かつ驚異的だったいくつかのコンテンツを聴いたこと無い人向けに書いていきます。(番組は終わってしまいましたが今ならインターネットの海を探せば聴けるので。)
前口上
番組の冒頭、オープニング曲にのせて菊地さんが読み上げる前口上。
番組の顔であり、ある意味最も特徴的なコンテンツかもしれません。他のどこでも聴いた事がない、聴けない粋でユーモラスなこの前口上。
これだけでも聴く価値あり!
コント
コントというとお笑い芸人がやるアレを思い浮かべますが、本来は数人で演じる寸劇をコントと呼ぶそうです。
粋な夜電波では主に女子アナの方をゲストに呼び菊地さんと2人で掛け合いをやりました。
これまた時にユーモラスに時にロマンチックに時にミステリアスに時にエロく展開する言わばショートラジオドラマと言える様な濃いものでした。
個人的に印象的だったのは赤江珠緒アナとやったやつかな。
前口上とコントは最近本にまとめられました。
こちらの本は筒井康隆先生も読んでいる模様。(番組は聴いた事がないらしい。)筒井先生はつい先日ゲストとして登場しました。

菊地成孔の粋な夜電波 シーズン6-8 前口上とコントの爛熟期篇
- 作者: 菊地成孔,TBSラジオ
- 出版社/メーカー: キノブックス
- 発売日: 2018/12/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
嗜虐の選曲
他のコンテンツが充実し過ぎていて焦点がズレ気味ですが、基本は音楽番組です。
ジャズミュージシャンで有りながら様々な国のジャンルを抑えている菊地さん(と選曲補佐の中村さん。)の選んだ曲を聴くのも大きな楽しみでした。
DJも頻繁にやられているのでセトリのバランスも絶妙です。
自分はポッドキャストでこの番組を知ったのですが
権利上の問題で音楽が流さないポッドキャストはカレーのルーが無いカレーライスと同じだ!と菊地さんの意見からしばらく前に配信が無くなりました。
フリートーク
何だかんだでこれが一番好きな人が多いんじゃないかな?!(音楽番組でしょ!笑)
あの魅力的な声で四方八方から繰り出されるトークはずーっと聴いていたかったな。
番組当初は歌舞伎町に住んでいた為、夜の歌舞伎町の話が多かったです。
WBO(悪くて、バカで、面白い。)なんていうテクニカルタームが生まれたりもしました。
それと同じ時期に菊地さんはよくロイヤルホストに行っていて、ロイホ話もかなり面白かった。
荻上チキセッション22にゲストに行った時なんて自身のデジカメの写真を交えながら繰り出すロイホ話でアシスタントの南部広美さんを笑い過ぎによる戦闘不能に追い込んでました。
まとめ
てな感じでどのコンテンツも類もみない独特性と鋭い面白さに溢れてました。
他にもロレックスというコーナー(似ている有名人を投稿する。)や様々な特集(韓流音楽、ヒップホップ、ジャス、ソウルetc...)
時にはリスナーの悩み相談に曲で答えたり、リスナーと電話で話したりと、色々有ったなー。
書ききれないのでここら辺でやめときますが、とにかく未聴の方には1度だけでも聴いてほしいな。
ハマる人は前口上一発でハマると思う。
声で、喋り方だけでハマると思う。
今ならradikoで最終回が聴けるし、ちょっと探せば過去回全てのアーカイブが有ります。
こちらは最初の本
どうやら番組は終わっちゃったけど次の本が決まってるらしい。それも凄いなー。
粋な夜電波よ永遠に!!!