修理に出していたエフェクターが帰ってきました。
【参照】
結果は故障ではなく、ゲルマニウムトランジスタの性質に由来する現象との事。
周囲温度により動作が変化してしまう現象は
ゲルマニウムトランジスタであるが故の素子の性質上の事象であります。
ゲルマニウムトランジスタは不完全な要素も多い素子であり
その不安定な要素を改善するためにシリコントランジスタが発明されたくらい
ゲルマニウムトランジスタは半導体の歴史の中では
初めの一歩とも言っていい原始的な部類のものであります。
との事。
FUZZ回路においては音が途切れる、増幅度が小さい、パワーが弱く感じる、
といった現象は周囲温度が低い場合におきる。
つまり、周囲温度によってサウンドが変化します。
ゲルマニウムトランジスタを使ったFUZZでは避けられない現象であり、ウィークポイントでもあります。
更に本機にはそれを補うべく、内部にトリムポットというものが用意されており、それを調整する事で
内部の直流電圧値が変わり内部の動作点が変化するとの事。
これの調整で無調はとりあえず収まりました。
そして
今は温度が低いことで音が出にくくなっていますが
逆に温度が高い季節ではベストなところがまた変化してくると思います。
ゲルマニウムトランジスタの性質をご理解いただき、本体の温度、トリムの再調整を行うなど工夫しご使用いただければと思います。
との事。
暖かくなってきたらまた調整が必要になりそうです。
調整は小さいドライバー1つで出来るのでまたやってみよう。
なんだかんだで個体差とか不安定性なんてのも魅力だったりするんだよねー。